合図燈・11月1日号

成田空港駅で清掃業務をしているが、海外からの渡航制限が解除され、利用客が増えてきている。▲ここは場所柄外国からの利用客が多い。仕事中に困るのは、ホームで列車待ちしているときに外国からの利用客からお国言葉で何やら聞かれることだ。乗車券とホームを交互に指をさされ、どこに乗るか聞いているのは何となくわかるが、それ以上の質問をされるとさっぱりわからない。▲作業はしなけりゃならないし、利用客も無下に扱うわけにはいかない。こっちも困るが相手も困るだろう。ほとんど日本語の自分の案内に最後は向こうがあきらめた感じで離れていく。後ろ姿を見ながら「無事に乗ってくれよ」と思う反面「俺の仕事は清掃、案内は駅の人がやってくれ」と思うのは間違っているだろうか?▲「案内所」でも置けないものか。いつの間にか片言の日本語になっている私の案内よりずっといいサービスだと思うのだが、どうだろうか。 (寧)