合図燈・2024年度7月号
JR東日本は、みどりの窓口の削減を一時的に凍結し、繁忙期には臨時窓口を開設すると発表した。チケットレスの推進やコロナ禍による利用者の減少を口実に変革2027を前倒しし、多くのみどりの窓口を閉鎖した。▼ここにきてコロナ禍からの鉄道利用者の回復や思うほどチケットレス化が進まず、円安により増加する外国人旅行者が数少ないみどりの窓口に殺到したため行列ができている。▼利用者を顧みず、非難を浴びた京葉線のダイヤ改正と根本は同じだ。モバイル化を推進しているが誰もがスマホを操作し、利用できるわけではない。3月のダイヤ改正では京葉線の列車ダイヤが二転三転し、JR千葉支社長は「思いが至らなかった」と述べているが、運賃を支払って乗ってくれる利用者のことを第一に考えていなかったことにほかならず、千葉支社だけでなく東日本には猛省してほしいものだ! (智)