🐈闘うねこ伝説🐈
第10章


便利なJRを取り戻すため、様々な取り組みを進めてきた八匹のネコたち。
 アンケートを使って利用者の声を集めたり、ワンマン運転について駅頭宣伝やチラシ配布など様々な広報をしたり、ネコたちの取り組みに理解を示している地方議員さんをはじめ多くの利用者や沿線の人たちなど多くの協力をしてくれる人を増やしたり・・・。

 地域に根差した取り組みを通じて絆を築きその絆を活かした活動を進めてきた。
それでも、八犬士のせいでJRはどんどん不便になり続けている。
闘う八匹のネコたちは今だけではなく、5年・10年後を見据えての取り組みの準備を始めた。

大事なことは、ふたつ

◎どんなに辛いことがあっても、地域や沿線での今までの取り組みを忘れずに、今やるべきことに集中する。

◎駅を利用し、周りに住んでいる皆にもっとJRの不便な点をどう改善するべきかを訴えて取り組みを理解してもらう。

便利で、利用しやすいJRを取り戻し伝説となるその日まで、ネコたちはその思いを胸に闘い続ける・・・。

あとがき

国鉄の分割・民営化から35年の節目をむかえて様々な課題が明らかになってきました。
私たちは、十分な理論武装をしたうえで、JRの様々なごまかしや嘘と対峙していかなければなりません。
また、鉄道利用者や沿線住民へ国鉄分割・民営によるシワ寄せを行う政府への責任追及もしっかりと取組まなければなりません。
この物語に登場する「ネコたち」と共に闘いの「闘灯」(ともしび)を絶やさずに、地域に密着した運動を粘り強く実践していく事を、再確認する時が来ています。
果敢に闘う八匹のネコたちの物語を最後までご愛読いただきましてありがとうございました。
今日までご支援いただきました心ある組合員・支援の皆様に感謝!