🐈闘うねこ伝説🐈
第6章

 今日は8匹のネコたちが集まって、ワンマン運転について会議をする日。
最初にソトニャン(外房線代表)が、外房線で起きた事故について報告を始めた。
「外房線で3月に、男の人がワンマン運転の電車を降りるときにホームで転んでモモの骨を折ってしまう事故があったニャ」
続いてウチニャン(内房線代表)が、「内房線でも電車を降りるときにおばあさんが首をドアに挟まれたり、こどもが電車とホームの隙間に落ちる事象も起きたりしてるニャ…」
「なるほど、まだ命を落としたりするような重大事故は起こってないけど怖いニャ…。」とトガニャン(東金線代表)
「何回も乗り換えないと最終目的地まで行けないのは不便だね」とおばあさんが駅員さんになげいていたニャ」とナカニャン(成田·鹿島線代表)
「早めに駅に行って電車に座っていても次の乗換駅ではもう皆が座っているので目的の駅までズ~ト立ちっぱなしで行かなければならなくなった、「通勤」が「痛勤」になってしまったと嘆いていた会社員がいたニャ」とソウニャン(総武線代表)
事故の話やワンマン運転で不便になった話を聞いて、どのネコもとても心配そうだ。
今年に入ってワンマン運転の地域では、乗車率は100%を超えているらしく、運転士さん一人で対応するのは大変だろう。
ネコたちはこれからも八犬士に支配されたJRの問題をチェックしていこうと決め、手分けして調査を進めることになった。

便利で使いやすいJRを取り戻すため、ネコたちと人々の闘いはまだまだ続く…。

次章へ続く・・・・