🐈闘うねこ伝説🐈
第8章

JRを利用する人の「声」を集めるため、県内を駆け回った闘うネコたち、
アンケートには、
「駅の乗換案内をわかりやすくして欲しい。」
「駅員を探すのが大変なので駅員を増やして欲しい。」
「ワンマン運転が始まって増々不便になった」などなど・・・お客さんたちの切実な意見が沢山集まってきた。

 どうやってこのアンケートの結果をJRに伝えようか?8匹のネコたちの作戦会議が始まった。

 「八犬士に、みんなの不満を直接伝えるのがいいと思うニャ!」とムサマル(武蔵野線)けれども、リーダーのクルリン(久留里線)は反対のようだ。

「それは難しいニャー。久留里線には3年前の台風の影響で待合室の屋根や壁が吹き飛ばされた駅もあり雨・風をしのげるようにして欲しいと切望して八犬士たちに訴えても何もしてもらえなかったニャ」

台風が来る前
台風後の改良状況

 「じゃあ、アンケートを集めた時のように利用者や沿線の人たちに、協力してしてもらったらうまくいくかもしれないニャ」と提案したのは前回に続きアイデアマンのソウニャン(総武本線)だった。

 まずは今まで協力してくれた議員さんと協力してそれぞれの議会でみんなの「声」を届けてもらうことになった。

 ネコたちはまた分担をして、それぞれの線区の議員さんを通じてそれぞれの線区の問題点と共通する問題を議会の中で質問してもらう取り組みや会議を重ねた。

 ネコたちの頑張りと議員さんの熱意もあって、今まで全会一致で議会決議がされることのなかった議会で議会決議を勝ち取ることができるなど、アンケートの取り組みの結果から大きな成果につながる地域もあった。

便利で使いやすいJRを取り戻すため、ネコたちと人々の闘いはこれからも続く・・・

次章に続く。