2021年5月21日第1575号
国鉄労働組合東日本本部業務連絡報より掲載

JESSに夏季手当要求を申し入れる2.5ヶ月+3万円


本日、国労東日本本部は、JR東日本ステーションサービスに「2021年度夏季手当等に関する申し入れ」(国労東日本申第19号、2021年5月21日付)を提出しました。要求内容については、以下の通りです。

2021年度夏季手当等に関する申し入れ


新型コロナウイルス感染拡大の影響は長期化し、JR東日本の「2020年度決算」は会社発足初の純損失を計上となりました。
JR東日本は「変革2027」で予測した未来が早まったとして「変革のスピードアップ」を明言し、早期実現に向け業務の全般的な構造改革を進めて行くとしています。今後、「駅業務サービスの戦略会社」としてのJR東日本ステーションサービスにとっても、様々な「変革」が求められると推測します。3度目となる「緊急事態宣言」が東京で発せられ、歩調を合わせるように首都圏3県において「蔓延防止重点措置」が適用され、国や自治体からの要請でゴールデンウイーク中には7路線での減便が行われるものの、5月7日の減便中止が前日にプレス発表されるなど、現場の混乱は言うまでもなく社員の負担につながったことは明らかであります。私たち現場の社員は目に見えないウイルスの感染におびえつつ「いつ感染するかわからない」不安の中、JR東日本グループの一員として「安全・安定輸送」を担っています。
今年は東京オリンピック・パラリンピックも予定され、正常な事業運営のためにも引き続きの新型コロナウイルス感染防止対策は必須です。新賃金回答においては「ベア」は見送られ、こうした中で迎えた、夏季手当に対する社員・家族の期待は高まっています。
以上の観点から、2021年度夏季手当等について以下の内容にて求めますので、速やかな交渉と誠意ある回答を求めます。



1.支払い基礎は家族手当等を含めた所定内賃金とすること。
2.支払いは所定内賃金の2.5ヶ月とすること。
3.契約社員については社員に準じた支払いとすること。
4.パート社員については調査期間の平均月額賃金に2.5ヶ月を乗じた支払いとすること。
5.新型コロナウイルスの中、日々「安全・安定輸送」を担っている社員に一律3万円を支給すること。
6.新型コロナウイルスの感染防止対策として、現場に今何が必要かを確認し対策を図ること。
7.支払いは6月30日(水)までとすること。
8.社員諸元と平均支給額について明らかにすること。


以上