合図燈・2023年度11月号

連合の定期大会に岸田首相が出席した。16年ぶりだそうだ。連合の会長は「持続的な賃上げをするために、政労使の連携は必要だ」と述べているが、そもそも連合は政権交代を目指していたのではないか。連合の政策実現のためならという事なのか、違和感さえ覚える。

官製春闘で賃上げが実現するのであれば労働組合は必要ないという風潮の中で、ますます組織率は低迷するだろう。

65歳以降支給される年金だけでは生活を維持することは難しいらしい。物価高に追いかない年金支給額では、毎月の収支は赤字だ。真面目に働き、退職金も出たが、この先の不安は拭えない。低賃金で妻にもたくさんの苦労を掛けた。労働者は汗して働いたその労働の対価としての賃金を安売りしてはいけない。ここはあきらめずに闘うしかない。労働者の皆さん、声を大にして訴えよう「大幅賃上げ獲得、働く者の権利を保障しろ!」と・・・

(晃)