合図燈・6月号

 今年の夏季手当交渉が始まった。6月には夏季手当が支給となるが。コロナ禍になって3年目、この間感染拡大の影響により緊急事態宣言・まん延防止重点措置の発出、テレワークの拡大などで2年連続の赤字決算となった。JR東日本は赤字決算を理由に定期昇給・夏季冬季手当一時金の削減を行いました。中でも一時金の激減は家計を直撃している。
 周囲からは「赤字決算だからしょうがない」・「少しでも出るだけいい」というあきらめの声が聞こえるが生活は疲弊し、仕事に対するモチベーションが著しく低下をしている。この状況を悲観し会社を辞める社員もいると聞く。そのような中、社長は「正々堂々前を向いて自信をもって進んでいきましょう」とはよく言えたものだ。
 コロナ禍でも安全安定輸送を担ってきたのは、多くの社員の努力だ。前を向いて自信を持って進んでいけるような満額回答を期待したい。鉄道の安全を守るのは労働者なのだ。(智)