2021年をむかえて,千葉地本執行委員長
あいさつ

 組合員の皆様、ご家族の皆様、新年あけましておめでとうございます。
昨年11月に開催した国労千葉地本第74回定期大会においてあらたに執行委員長に選出いただいた井村です。よろしくお願いいたします。
 昨年一年は新型コロナウイルスに振り回された一年ではなかったかと思います。組合員の皆様やご家族の皆さんも自粛などによりさぞ不便な生活を送らざるを得なかったのではないかと察します。わたしたちJRで働くものとして、このウイルスに感染の恐怖を感じながらも、公共交通機関の担い手として、会社側に感染防止対策を徹底させ業務に取り組んでまいりました。まだまだ終息が見えない中ですが、この一年も労働組合として安全にそして安心して働ける職場に向け取り組んでいく所存です。
 JR東日本会社はこの間、今後の日本社会の見通しで、少子高齢化が進み、鉄道利用客が減少するとして、「変革2027」という施策を発表していましたが、このコロナ禍の利用客減少を逆手にとって、当初予定していた現象が早まって表れたとして、この「変革2027」の合理化施策を前倒しで推し進めようとしています。しかし、会社の施策は駅職場における委託化、無人化が進み、運転職場におけるワンマン化の拡大、設備職場の機械化による検査周期の延伸やモニタリングでは、利用者の安全とサービスの低下だけではなくそこで働く労働者へも労働条件の悪化と安全脅かす施策であることは明らかです。
 この一年間、国労千葉地方本部執行部は、あらゆる行動が自粛される中でも、組合員のもとへ足を運び、話を聞き運動に結び付けていくことを確認しています。どんな小さなことでも、その背景にある問題点を明らかにし、解決に向け当たり前の労働運動、国労運動を取り組む中から国労組織の拡大へ結び付けられるよう奮闘してまいりますことをお誓いして新年のあいさつとさせていただきます。
 希望の持てる一年とするために組合員、家族の皆様、共に頑張りましょう。

井村執行委員長の画像

2021年1月1日
国鉄労働組合
千葉地方本部執行委員長
井村 好博