団 交 情 報 № 814 <国労千交第7号>・車掌関係諸要求

申入日:2021.07.21団交日:2021.10.11 

車掌関係諸要求について団体交渉開催!

(行路作成について)

1.10両編成折り返しは着発10分以上、15両編成は15分以上を確保すること。

2. 食事時間の間隔は4時間以上とすること。また、夕食時間は17時以降とすること。

3. 休日1055M蘇我・上総一ノ宮間の改札要員を増員すること。

【文書回答】行路については、就業規則等に基づき列車設定等様々な制約を加味し、作成しているところである。

(1項について)

(組合)折り返しの時間の基本はないのか。

(会社)決めは無いが、折り返しにかかる時間などを加味しての目安はある。

(組合)具体的な目安を教えて欲しい。

(会社)10両で5分、15両で7分であるが、確保できるところはそれ以上確保している。ただダイヤ設定上できないこともある。

(組合)長時間乗ってきて、折り返しでトイレにも行けないダイヤもある。行路作成で解消出来ないのか。

(会社)どの位乗ってなども加味している。検討はする。

(組合)次回のダイヤ改正で努力して欲しい。

(会社)理解している。引き続き検討する。

(組合)女性の方から前日は水分も固形物も取らないと聞いたこともある。時間が取れなければトイレを新設するなど設備で補うことも考えて欲しい。

(会社)認識している。設備担当とも話していく。

(2項について)

(組合)時間はある程度決まっているが13時台に昼食を取り、16時台に夕食となる行路がある。改善できないのか。

(会社)ダメではないが特情もある。検討したい。

(3項について)

(組合)蘇我から先は運転担当と二人である。お客様も多く改札しきれなかったことも報告されている。

(会社)予備を待機させて休日は対応している。

(組合)平日も行ってほしい。他の列車より利用者が多いコロナで減っていたが、宣言が解除され、さらに利用者が増えると思う。

(会社)話はしていく。業務日報等に記載して欲しい。現場管理者、支社では分からない事もある。

(旅客サービス向上について)

4.1062Mの蘇我から千葉方面の接続時間を改善すること。

5. 休日の特急指定席拡大は利用実態に合致していないので前運用に戻すこと。

【文書回答】列車ダイヤについては、様々な要素を考慮しながら作成しているところである。

(4項について)

(組合)蘇我から20分程度乗り継ぎが無い。不便となっているし、苦情もある。

(会社)理解している。

(組合)乗り継ぎの良い設定をお願いしたい。

(会社)次期ダイヤ改正で接続が取れるように検討したい。前向きに考えていく。

(5項について)

(組合)休日の5両編成で指定席が2両から3両に変更になり、自由席が2両となった。指定席はガラガラで自由席は立が発生している状況である。

(会社)導入前は確実に座れる指定の希望が多かった。

(組合)会社としては指定を売りたいのは理解するが、自由席が混雑している。房総特急は距離がそんなに長くないから自由席を選ぶ方が多い。

(会社)改正前の1年と改正後の1年では指定も増えている。

(組合)自由席か混雑していると言っている。確かに特ダネなどのアピールも行っているがお客様が付いてきていない。浸透していない。

(会社)コロナもあり、その様なお知らせ・キャンペーンも自粛した経緯もある。

(組合)非常事態宣言が解除され、利用者が増え、さらに自由席の混雑が予想される。どの様にアピールして指定席を買ってもらうかである。

(会社)キャンペーン等を活用して宣伝していく。

(組合)お盆や正月は指定を買ってくる方が多いが、休日は自由が混んでるから指定を買う人が多い。ネットで買うのと車内で買うでは金額も違う。結果乗務員苦情がくる。

(会社)アピールしていく。

(組合)特急は指定が原則であったが、自由席特急券なども販売してきた。千葉の特情である。

(会社)指定席をアピールしていく。ポスターなども活用してお知らせしていく。

(組合)宣言が解除され、利用者が増えるのは見えている早急にお願いしたい。

(会社)営業部とも相談して検討していく。

6.旅客が飲料水等を座席や床に溢した際に対応するため、吸水シートを特急に搭載すること。

7. 本納駅2番線上り8両の発車予告ベルを設置すること。また、上総一ノ宮駅1番線下りは全編成、発車予告ベルまで距離があるので改善すること。

【文書回答】現行通り対応されたい。

(6項について)

(組合)床など広範囲に汚れてしまう。今はトイレットペーパーなどを使用しているが、効率が悪い。

(会社)理解する。

(組合)ペット用など吸水シートが販売されている。活用できないのか。

(会社)乗務員に持たせる事は可能かもしれないが、搭載となると補充や管理の問題などハードルが上がる。

(組合) 床に荷物を置いている利用者もいる。濡れると当然苦情となる。検討してもらいたい。

(会社)意見としてはうかがう。

(組合)前向きに検討してもらいたい。

(7項について)

(組合)発車予告ベルはあるところは鳴らすが原則だと考えているが、特定両数の時だけ鳴らさないだと利用者は分からないと思うが。

(会社)笛の活用もあると思うが。

(組合)大網の4両にも設置された経緯がある。本納は2番上りには設置されていない。必要だと考えるが。

(会社)関係箇所には伝える。必要なところには設置していく。

(組合)一ノ宮の発車ベルまでの距離がある。改善できないのか。

(会社)承知しているが計画は聞いていない。

(組合)2つあるが距離はほぼ同じ位である。1つ撤去しても良いから適正なところに配置してもらいたい。

  (傷害事故防止

8.255系乗務員室の窓は、状態注意中にブレーキが掛ると、その反動で閉まり、背中にぶつかることがあるのでストッパーを整備すること。

【文書回答】定期的に検査を実施しているところであり、必要に応じて対応していく考えである。

(会社)幕張車両センターで定期的に検査をしている。発車時やブレーキ時の衝撃で閉まることがあるのかなぁ。

(組合)閉まることがあり、危険との声がある。

(会社)日報への記載や報告して下さい。幕車からも伝えて欲しいと言われています。

(その他)

9.257系運転台の時刻表モニターの故障が多く、修理に長期間を要しているので早急に実施すること。

【文書回答】現行設備で対応されたい。

(組合)修理手配となっていが、一向に改善されない。どうなっていのか。

(会社)タブレットでも確認できるのでタブレットを活用して下さい。

(組合)そうではなく、故障が多い原因と対策といつ直るのですかということである。

(会社)タブレットが活用できるので、修繕の予定はない。

(組合)タブレットと同じ機能ということか。

(会社)そうである。修理に多額な費用がかかるため、修繕は考えていない。

10.現在実施されている中編成のワンマン運転は今後固定化するのか。また、今後その他の列車に関しても中編成化していく予定はあるのか明らかにすること。

【文書回答】ワンマン運転の実施にあたっては、線区の特情等を踏まえて実施しているところである。なお、今後もお客様のご利用状況や実施線区の特情等に合わせたワンマン運転を検討していく考えである。

(組合)現在4両ワンマンは木更津~一ノ宮での1往復のみですよね。

(会社)その通りです。

(組合)ワンマン予定であったが、ツーマン対応の4両があるが、今後もこのままか。

(会社)131系が入ってこなければ今のままだと思う。

申し入れ後にも大きな輸送障害も発生している。8月に発生した強風に伴うダイヤ乱れで、京葉線では葛西臨海公園の通過線で110分も停車。お客様から「トイレに行きたい」と申告。駅ホームが目の前にありながら指令からは「乗務員室でカーテンを閉めて簡易トイレを使用して」との回答だったそうだ。その対応が適切だったのか疑問が残る。10月7日には震度5の地震も発生している。支社内の運行中の車両は一斉に停止したと思われる。お客様を降車させ、駅まで歩いた事象もあった。降車時の対応、支社・指導センターが駆け付け支社総体の対応が昨今言われているが本当に迅速に、安全が確保された中で実施されたのか検証が必要である。翌朝にも引きづったダイヤ乱れも問題がある。当然安全が確認されての運行だと思われるがあまりにもお粗末ではないか。車両運用が付かなかったは理解するが、千葉駅満線で入線できないやら、間隔が空くから時間調整など人災に近い対応もあったとの声もある。10月10日の蕨変電所の火災事象も同じことが言える。駅では入場規制がされ、かなりの密を作り出していた。放送すらされない、いつ来るかも分からない状態が作り出されていた。正確な情報提供が利用者を安心させる。柔軟な働き方とは利用者の立場になって考えることができ、行動できることだと思う。異常時にこそ真価が問われる。

以上