コロナ禍の2021春闘、JR東にベア5,000円を要求。千葉地本は拡大地方委員会を受け、JESS・CTSへの要求を確立する

国労東日本本部は、第191回拡大中央委員会決定に基づき、第38回拡大委員会を書面審議にて開催し、当面する闘争方針を確立した。
コロナ禍の厳しい春闘情勢だからこそ組合員・社員の生活、労働実態に依拠した改善が求められている。国労東日本は、2021年2月12日JR東日本に対して「2021年4月1日以降の賃金改善等の申し入れについて」提出した。
千葉地本の春闘への考え方は、
「賃金・生活実態アンケート」調査結果に基づいたものであるべきということである。
平均賃上げ要求額は35,765円である。
「会社の経営状況に左右されることなく組合員の声に依拠した要求とすべき」
グループ会社をはじめとした多くの労使交渉に大きな影響を与えることからも低額な要求は許されない。と機関会議で主張してきた。
JR貨物会社への取り組みとして「基準額の撤廃」「55歳以上社員の賃金ダウンの早期改善」「シニア社員の賃金改善」等の要求前進に向けた署名を貨物会社社員の半数以上を目標に取り組む。

【これが、21春闘で獲得するべき、10項目だ】

1、2021年4月1日以降の基本給については、5,000円引き上げること。
2、満55歳以上についても、1項と同様とすること。
3、2021年4月1日以降の所定昇給は、係数4とすること。
4、満55歳以上の現職社員やエルダー社員の定期昇給を実施すること。
5、一般社員・医療社員の初任給を一律10,000円引き上げること。
6、第2基本給に関して
(1)廃止すること。
(2)今年度に限り、加算を見送ること。
7、60歳以降のエルダー社員の賃金は、59歳時の基本給をスライドさせること。
8、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関して
(1)昼夜にわたり安全安定輸送を担っている全社員及びエルダー社員に対して、一律30,000円の特別手当を支給すること。
(2)医療従事者には「危険手当」として一律50,000円の特別手当を支給すること。
(3)取得日数に関わらず、テレワーク手当を1ヶ月5,000円支給すること。
9、2021年1月1日現在の諸元を明らかにすること。
10、2021年3月18日を回答指定日とするので、期日を遵守すること。

以上

【第一回新賃金交渉ダイジェスト版】

作成:国労東日本本部

【21春闘チラシ・中央本部】

作成:国労本部
作成:国労本部