駅職場で46名の要員削減提案_サービスマネージャーの廃止や窓口営業時間の変更等による体制変更、作業ダイヤの見直し

「速報国労ちば」NO.618_発行日 2021.7.8

柔軟な働き方の結果
駅職場で46名の要員削減提案!!

地本は本日(7/8)、千葉支社より一部サービスマネージャーの廃止や窓口営業時間の変更等による体制変更作業ダイヤの見直しによる要員削減の実施について提案を受けました。
関係職協・関係分会は提案内容を検討し要求集約を要請いたします。

「変革2027」「駅の変革」のスピードアップの実現に向けて、効率的で生産性の高い業務執行体制の構築を目的とし、以下の施策を実施する。

1.サービスマネージャーの見直しに伴う体制変更

(1) 実施個所  舞浜駅

(2) 実施時期  2021年10月1日

(3) 要員関係  

箇 所 名 区 分 標 準 数 聞き取りから
舞 浜 駅一 般   19 21→19  △2

2.窓口営業時間変更等に伴う体制変更

 (1)  実施個所
   錦糸町駅、新小岩駅、小岩駅、市川駅、本八幡駅、西船橋駅、船橋駅、津田沼駅、
   稲毛駅、千葉駅、四街道駅、舞浜駅、新浦安駅、木更津駅、成田駅、成田空港駅

 (2)  実施時期  2021年10月1日

 (3)  要員関係

箇 所 名区 分標準数聞き取りから箇 所 名区 分 標準数聞き取りから
錦糸町駅一 般28△4稲毛駅一 般16△2
新小岩駅一 般17△1千葉駅一 般64△8
小岩駅一 般14△2四街道駅一 般9△1
市川駅一 般15△2舞浜駅一 般17△2
本八幡駅一 般13△2新浦安駅一 般11△3
西船橋駅一 般54△3木更津駅一 般21△2
船橋駅一 般28△3成田駅一 般25△1
津田沼駅一 般53△4成田空港駅一 般15△2

3.窓口閉鎖に伴う体制変更

(1) 実施個所  成田駅

(2) 実施時期  2021年11月1日

(3) 要員関係

箇 所 名 区 分 標 準 数 聞き取りから
成 田 駅一 般   23 25→23  △2

4.その他
(1) 成田駅には、話せる指定席券売機を導入する。
(2) 必要な周知等は実施する。

情報提供から(本体ではないため提案では無い、という会社スタンス)

 ◆ 窓口閉鎖を実施する駅実施個所  姉ヶ崎駅

実施時期  2021年11月1日_なお、必要な周知等は実施する

提案時の資料・やり取りで明らかになったこと

(会社)サービスマネージャーがいた駅(舞浜・西船橋・千葉・成田空港)のうち成田空港駅を除き3駅は廃止。成田空港駅についても長日勤から7Hの勤務に変更する。西船橋と千葉の要員削減が無いのは各箇所の補助業務を行うため、要員変更は無い。

(組合)これらの駅にサービスマネージャーを配置した理由は。

(会社)約20年前に利用者や不慣れなお客様が多いこの4駅に配置して、構内巡回や窓口案内対応、お客様案内異常時情報収集などを行ってきた。この間の作業ダイヤによらない働き方や柔軟な働き方により、駅総体でこれらの業務も行ってもらうこととした。

(組合)空港駅だけは残す根拠は。

(会社)廃止対象ではあるが、訪日外国人が増えることも見据えて今回残すこととした。

(組合)千葉駅・西船橋駅では車いす対応も行っていた。いなくなれば大変になると考えるがどうか。

(会社)たしかに車いす対応も行っていた。廃止後はいる駅総体で対応することになる。

(組合)サービスの低下に繋がると考えるが。

(会社)柔軟な働き方となり、可能だと考えている。

(組合)この間改札窓口の無人化、警備員の廃止などでも議論してきたが、駅を見回る社員がいない、声掛けが出来ない実態に警鐘を鳴らしてきた。そして不慣れなお客様や初めてくるお客様への声掛け・案内を担務として行ってきた業務を辞めることは問題がある。

(会社)スマホやインターネットの普及で案内自体が減っている。駅総体で対応できると考えている。

(組合)一日の出面が変更になる箇所は。

(会社)出面が変わるのは舞浜だけである。5徹3日勤が5徹2日勤となる。

(組合)16の駅42人の要員削減であるが、具体的な根拠を示して欲しい。

(会社)コロナ感染で利用者が減っている。みどりの窓口の営業時間も大幅に変更した。また柔軟な働き方により可能だと判断した。

(組合)各駅の削減の具体的な根拠を聞きたい。

(会社)例えば出札3窓駅でも窓を減らすことはしないが、常時3窓は開けない。利用状況等を見ながらもう1窓開けるなど工夫する。また出札と改札の相互運用なども可能とする。詳細は別途説明する。

(組合)削減ありきの提案ではないのか。

(会社)細かい作業ダイヤは現場長の判断となる。

(組合)利用状況を見て窓を開け閉めすることは否定しないが、人が減ると余裕が無くなる。考えて欲しい。標準数が減るがどこへ行くのか。また出向から帰る本体職場が無くなるのではないかと危惧する。 

(会社)退職される方や乗務員になる方、また出向へ行く方もいる。出向からの受け入れ職場は確保する。

(組合)成田駅のみどりの窓口閉鎖の根拠は。

(会社)みどりの窓口の販売枚数的には残っているところの半分程度の販売枚数である。利用者はモバイルを求めている。また販売実績として指定席券売機で売れる物が多い。

(組合)従来各線区拠点は残してきた。バランスが必要ではないか。

(会社)報道等で知っていると思うが「みどりの窓口は削減する」が本社施策である。

(組合)成田駅のみどりの窓口が廃止になると最寄りのJESS駅で買うことになる。JRで売らずJESSの駅に買いに行けはどうなのか。

(会社)お客様はわからない。問題があるとは考えていない。

(組合)JRでは人は売らない、委託会社には売れではそこで働く人も納得しない。ましてやエルダーで行っている人も多い。考えてもらいたい。改めて申し入れとして撤回を求めていく。

                                          以  上