団交情報№806<国労千交第3号>ダイヤ改正に伴う車掌関係

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【習志野運輸区】

1. 三鷹駅折返し時間について

 ①「乗務開始前」・「出区・始発」・「要」と「乗継・便乗出先点呼」・「要」が同じ時間の理由を明らかにすること

 ②「乗務終了後」・「入区・終着」・「要」と「乗継・便乗出先点呼」・「要」が同じ時間の理由を明らかにすること。

【文書回答】三鷹駅折返し時間については修正したところである。

(会社)システムに入力誤りがあったため修正提案した。

(組合)細分表は見せてもらえるのか。

(会社)できない。

(組合)中野車掌区と比較して、習志野運輸区の乗務キロが多い事を認識しているか。

(会社)今後も努力していく。

(組合)中野車掌区の総乗務キロが、習志野運輸区より少ないのに出面数は中野車掌区のほうが多い。

(会社)意見を聞きながらより良い行路が出来るよう努力する。

【蘇我運輸区】

1. 平103行路1229Aと453行路1237Aを交換し、103行路の行先地時間を拡大すること

2. 平203行路1235Aと204行路1283Yを交換し、203行路の行先地時間を拡大すること

【文書回答】乗務行路については、就業規則等に基づき列車設定等様々な制約を加味し、作成しているところである。

(会社)1項は修正したところである。2項にいて、203  行路、帰って終わりならば持ち切りで帰りたいとの意見が多かった。

(組合)折返し10分以上を確保することが基本的な要求だ。

(会社)ニーズなども変わってきているので、意見があれば現場長を通じて伝えてほしい。

【鴨川運輸区】

1. 指導員の体制見直しに伴う定例訓練設定期間等について明らかにすること。

【文書回答】必要な訓練期間等は確保していく考えである。

(組合)ダイヤ改正後、車掌の定例訓練の実施日は現行と同様か。

(会社)基本的には5日間の午前・午後。現行と同期間での設定で調整している。

(組合)指導員1名で対応するのか。

(会社)基本的には1名で足りると考えている

(組合)1名で大丈夫なのか。現在員処置をしていくということか

(会社)改正時に現状等を見て配置を考えていく事になる。

(組合)交番数が18で標準数が19名だと予備が1名になってしまう。どのように考えているのか。

(会社)現行と同じような考えだ。

(組合)今後、エルダー車掌や短日数勤務者が増えると思うが。

(会社)その辺も考えて必要な要員は確保しいていく。

(組合)予備は複数置くこと。

あとがき

 今回のダイヤ改正はボリュウムがある。ワンマン運転の拡大や終電の繰り上げも実施される。現場からは「ダイヤ改正」の度に行路がきつくなるとの声も多い。ワンマン運転の一人乗務では更にきつくなるのは必至である。さらにワンマン導入予定線区で頻発している小動物との衝突も問題が多い。いろいろな対策を抗じているらしいが、有効な解決は見えない。乗務員の最大の要求は「食う・寝る・トイレ」だと聞いている。この間トイレの新設や食事時間の確保なども要求してきた。「在宅休養時間」の確保もしかりである。
本社が「在宅休養時間」の延長も実施している。にもかかわらず取れない行路が未だ存在している。ユニット勤務が元凶である。交渉でも明らかになったが、余力がマイナスの職場があるということである。休日出勤がなければ回せない、年休も入らないことになる。会社は「働き方改革」として充分に休養が取れるように現場にマットレスを入れた。またコロナ感染もあり、乗務員のシーツも毎日交換となった。が従来はシーツ類の交換は委託会社が行っていた。しかし、毎日交換することから委託会社との契約を解除し、乗務員自らがシーツ交換をすることとなり、休憩時間・睡眠時間が短縮となっている。
アクアラインの開通でご利用状況が悪いということでダイヤ改正の度に不便になる内房線では今回もさらに不便となるダイヤとなっている。外房線もしかりである。70キロ圏までの足を確保して、直通運転を減らし、以東へ行く人には乗換を強要するダイヤ改正である。
 館山市議会で「ワンマン運転」について住民や利用者に説明を行い、安全性が確認されるまで導入しないことを求める意見書が全会一致で可決された。地域の発展も謳っているが、この様な事態も起きている。ワンマンが導入される自冶体からさらに決議が増える様ではJRとして見直しも迫られることになろう。安全と安定輸送、信頼される事業展開をお願いしたいものだ。

以  上