🐈闘うねこ伝説🐈
第9章


「疫病」が流行しているせいで、売り上げが大幅に減った事を口実に、JRの便利なサービスや利便性を次々に減らす八犬士たち。
 闘う八匹のネコたちの元にも、JRの施策で困っている人たちの「声」が集まってきた。
 
まずは、トガニャン(東金線代表)の報告だ。

「ダイヤ改正をしても新しい時刻表を配らなくなったから、わかりにくく・不便だニャ~」「ホームの時計や修理が必要な駅のトイレが修理に金がかかるからトイレを撤去してしまっているらしいニャ~」とケヨリン(京葉線代表)

 長老ネコの話だと、JRになる時には「民間の鉄道会社になったらもっと・もっと便利になり利用しやすい皆さんの鉄道になると」大宣伝をしていたニャ~。
 でも現実は、民間の鉄道会社になったからこそ「赤字」の路線がどんどん廃止され無くされてしまっている。そうして沿線のみんなが住みづらくなってしまっている。様々な問題が出てきているみたいだ。
 リーダーのクルリン(久留里線代表)は、「線路がなくならないように、やっぱり今の様子をみんなに知ってもらうのが大事だニャ~!」と考えているようだ。クルリンの地元を走る久留里線は、ものすごくお金がかかるとJRに名指しされたこともあり、とても心配そうだ!

※JRによると久留里線は、100円を稼ぐのに15,546円かかるとのことである。
 ナカニャン(成田・鹿島線代表)やソトニャン(外房線代表)たちの地元も、売り上げが伸びておらずこのままでは・・・。
と不安が拡がっている。